岡田 斗司夫著『あなたを天才にするスマートノート』読了
「天才にする」は多少大げさな気がするが、思考の筋トレ方法としては参考になることが多い。まずは、五行日記(名詞と動詞で事実を記録)と6段階(0点〜5点)の行動採点からはじめて見よう。
ノートはB5の普通のノートがお勧めとの事だけど、「いつも持ち歩く」にはちょいと大きい感じ。自分の趣味では、文庫サイズ。出来れば方眼(5mm)が良いので。ちょっと探してみよう。でも、スタートが肝心なので、まずは、今持ってるありモノのノートに書くことから。
気になったフレーズ
面倒に感じても、一度紙に書き出してしまえば、二度と「イヤ待て、他にも考えることがある」とか悩まないで済みます。繰り返しますが、人間の悩みの最大のポイントは「同じ悩みをぐるぐる繰り返す」事です。
GTDで言われている「全て書き出す」にも繋がる考え方。判っちゃ居るけどなかなか実践出来ず。この訓練のためにもやってみようと思ったキーフレーズ。
ただし、勉強や仕事の資料として使うノートは、別にして下さい。
これは、上手くやらなくちゃ。「資料」と「思考のトレーニング」は別にするべき、と勝手に解釈
論理的に考える、というのは上下水平方向に物事を考えることです。
ともすると、「水平」だけだったり「上下」だけだったりのいずれかに偏りがち。もっとも陥りやすい「上だけ」とか「右だけ」を避けるための、「筋トレ」が必要なんだな。
というのは、自分の中だけで考えているより、人と話したときの方が、新しい発見や気づきが生まれやすい、私の経験上でも、おもしろいアイデアや新しい概念が生まれる場合、人との対話がきっかけになることがほとんどです。
これは、普段からとても感じていること。あと、最近気をつけているのは、対話しながら思いついたことを、あたかも「最初から考えてました」見たいに言わないこと。「今思いついたんだけど」と伝えることで、対話している相手にも「プラスの要素」が発生する気がするから。
「知識」……情報を自分の好き嫌いのフィルターで通した状態。
「人格」……知識を解釈する時のスタイル。
「教養」……パースペクティブがついた知識。
<<中略>>
「見識」とは、この「教養」に「立場」と「判断」を付けたものです。 <<中略>>
東芝に勤めていても、東芝に関して感じていることを包み隠さずバンバン言う人間は、信用できません。
心に刻みます。「見識」を増やせるようにせねば。