Ry Cooderの新譜は
Buena Vista Social Club以降の所属レーベルであるNonesuchレーベルから。単独リーダーアルバムとしては、前作I, Flatheadからは3年ぶり、チーフタンズとの競作 ((というか、名義的には、リーダーはチーフタンズ でFeaturing Ry Cooderだった))だったSan Patriioからは1年ぶり。
息子のJoachim Cooder ((ヨアキム・クーダー))(ドラム)との全面的タッグはここ最近(といっても10年ぐらい?)の定番。1曲のみ自分的にはとても嬉しいJim Keltnerのドラムが聞ける。Cross Roads(サントラ)、Get Rythm、Little VillageあたりでのJimとのタッグはすばらしかったが、Joachimのドラミングには、どことなくJimの影響がうかがえる。
このアルバム、最初はAmazonからの新作お勧めメールで海外版が通知された。もしかして、日本語版出ないのか?と思い迷わず「予約」。その後日本語版もAmazonに登場。一瞬、もう、Ry Cooderの新譜は日本版出ないのかと心配した。まぁ、Little Villageで一緒にやっていた、John Hiattは日本版が出なくなって久しいけど。ちなみに、ほぼ同時期に発売されたDirty Jeans & Mudslide Hymnsも、やはり輸入盤のみ。このヒト、もう少し売れてもイイと思うんだけどなぁ。同じくLittle Villageでベース・ボーカルを担当したNick Loweの新譜(これも、今年発売ほぼ同時期)は、そこそこ売り上げがあるみたいだけど。
『チャベス・ラヴィーン』(’05年)『マイ・ネーム・イズ・バディ』(’07年)『アイ・フラットヘッド』(’08年)といったノンサッチ・レコードから発表した、失われたアメリカを題材とするカリフォルニア3部作では、独自の視点で社会にメッセージを発信。そしてこの最新作は、現代アメリカの社会をテーマに、まさにライ・クーダー節が炸裂する話題作となっている。 [From Pull Up Some Dust and Sit Down / プル・アップ・サム・ダスト・アンド・シット・ダウン | Ry Cooder / ライ・クーダー | ワーナーミュージック・ジャパン – Warner Music Japan]